2022/01/17
コラム 子犬のケア①
初乳で、免疫を獲得する
生後二~三日までの間に出る母乳を初乳(しょにゅう)といいます。初乳にはさまざまな病気に対する免疫が含まれているので、必ずすべての子犬に飲ませます。
生まれた子犬は正常に母乳を飲んでいれば生後一週間から一〇日で体重が約二倍になります。母犬の食餌(しょくじ)中などを見計らって、子犬の体重をはかりましょう。
もしも、大幅に成長が遅れている子犬がいたら、おっぱいの出のよい乳首を吸わせる、哺乳器(ほにゅうき)で犬用のミルクを与えるなどのケアが必要です。子大はたっぷりお乳を飲んで、たっぷり眠って成長します。邪魔せず十分に寝かせてあげましょう。子犬は生後一二、一三日で目が開いて、二~三週間で這(は)い歩きをするようになり、音に反応を示すようになります。
●注意したいポイント
●目印をつけて記録する
生まれたばかりの子犬は、見分けがつきません。首に負担をかけないよう、リボンを軽く結んでおきます。その子犬ごとに毎日、体重をはかり、成長の記録をつけましょう。
●体重をはかる
この時期、体重はぐんぐん増えていきます。毎日体重をはかり、健康管理をしていきましょう。また、目や鼻、お尻など、体の様子もチェックします。
●おっぱいの飲み方を見る
母犬のおっぱいの飲み方を観察します。どの子犬もまんべんなく飲んでいるか、お乳の出が悪い乳房がないか、などを確認します。自分で乳首に行けない子犬は、飼い主が乳首を吸わせるように介助してやりましょう。
●子犬の成長カレンダー
誕生
1週間~10日
体重が約2倍になる
12~13日
目が開く
2~3週間
這いながら進む
3週間
乳歯が生え始める。
1ヵ月
離乳