2022/01/15
コラム 一歳~七歳までの育て方 食餌編
健康を維持する食餌を
太り過ぎに注意をする
成犬の食餌(しょくじ)はその人の頭くらいの量を、一日一回、または二回にわけて与えます。成人になってからもしっかりした骨格と筋肉質の体をつくるため、できるだけ毎日の食餌に脂肪分の少ない内などを加えて与えます。
ウエットタイプの柔らかいフードは歯石(しせき)の原因となるので、フードは固い固形タイプを。骨や牛の蹄(ひづめ)などをおやつにすると歯石予防になります。
フレンチ・ブルは比較的太りやすい犬種です。早ければ二歳半くらいから、一般的には四、五歳になると太り始めます。太ったなと思ったら、食餌の量を減らす、フードを低カロリーのフードに変える、運動量を増やすなどのダイエットを考えてやりましょう。
●ドッグ・フードの種類を知っておこう
ドライフード(水分含有率10%程度以下)
水分が少ないので、同じ重さあたりに含まれる栄種素の含有率(がんゆうりつ)が高い。加熱、加圧機で発泡(はっぽう)、成型(せいけい)したあとに乾燥、冷却する。
ソフトドライ(水分含有率25~35%程度)
ドライフードと同じように発泡、成型したのち乾燥させずに冷却したもの。
セミモイスト
(水分含有率25~35%程度)
発泡せずに成型し、乾燥させずに冷却したもの。
ウエット(水分含有率75%程度)
食感がよく、嗜好性(しこうせい)も高い。水分が多いので、腐敗(ふはい)が早く進む。
●体重のはかり方を知っておこう
飼い主+犬の体重-飼い主の体重=犬の体重
カゴ+犬の体重-カゴの重さ=犬の体重
カゴやトレーに犬を入れて体重計に乗せます。その数値からカゴやトレーの重さをひきます。じっとしていられない犬は、飼い主が抱いて体重計に乗ります。その数値から、飼い主の体重をひくと犬の体重になります。
やってみよう!肥満のチェック
肥満になると、さまざまな病気をひきおこします。体重の管理とともに、体をさわり体型もチェックしておきましょう。
●理想的な体型
胸(むね)にくびれがあり、胸部(きょうぶ)をさわると肋骨を確認することとができる。
●太りぎみの体型
胴のくびれがない。胸部をさわっても、なかなか助骨が確認できない。
●肥満体型
胴のくびれがない。胸部の肋骨は確認できない。座っていても背骨が見えない、おなかがふくらんで見える。